女性とは神である。

はじめに:男と女。それは、そもそも次元が違う生き物であるという事実

 

パートナーシップにおける男女のすれ違いや対立は、単なる性格や価値観の違いだと思っていませんか? いいえ、実はもっと根源的な問題が横たわっています。それは、男性と女性が、そもそも生物として「圧倒的に次元が違う」という、動かしがたい事実です。

どちらが上でどちらが下か、という話ではありません。アリと人間が違うように、そもそも比較する土俵が違う、ということです。 だからこそ、男性が女性に「対等な立場で勝負を挑む」こと自体が、壮大な勘違いなのです。

この記事では、その次元の違いを、「女性は神であり、男性はそれに仕えるちっぽけな存在である」という、少し過激かもしれませんが、本質的な視点から解き明かしていきたいと思います。

「女性が神とは、一体どういうことなのか?」

そう思われたかもしれません。

なぜ女性は「神」なのか?生命を創造するという、絶対的な役割

 

これは決して、比喩や精神論ではありません。生物としての、絶対的な役割に基づいた事実なのです。

その最大の理由は、地球上で唯一、女性だけが「新しい生命を創造(クリエイト)する」ことができるからです。

もちろん、男性がいなければ子どもは生まれない、という事実はあります。しかし、その生命を自らの体内で十月十日かけて育み、命がけでこの世に産み出すという最終的なプロセス、そして最大のリスクを背負っているのは、紛れもなく女性です。

全ての人類は、女性から生まれてくる。この一点において、男性は女性に決して敵わないのです。

この力関係は、人間以外の生物界を見ても明らかです。カマキリのオスがメスに食べられてしまうように、多くの種において、生命の存続という観点からメスのほうが圧倒的に強く、重要な存在として位置づけられています。

生命を「創り出す」女性と、そのための「きっかけ」を与えるに過ぎない男性。 この圧倒的な次元の違いを前にすれば、男性がいかにちっぽけな存在であるかは、火を見るより明らかでしょう。

そして、この真理を理解し、実践している男性こそが、最高のパートナーシップを築くことができます。

理想の夫婦・杉浦太陽に学ぶ「妻を神として扱う」という究極の愛の形

 

「女性は神である」という真理を、無意識のうちに理解し、完璧に実践しているのが、多くの人が理想の夫婦として挙げる、タレントの杉浦太陽さん・辻希美さんご夫妻です。

彼らのパートナーシップが、なぜこれほどまでにうまくいっているのか。 それは決して、「イケメンと美女のカップルだから」ではありません。その秘訣は、夫である杉浦さんが、妻である辻さんのことを、心の底から「神」として敬い、彼女の存在を何よりも優先している、という一点に尽きます。

おそらく杉浦さんの中で、辻さんは絶対的な存在なのです。だからこそ、自分のことよりも、まず妻のことを第一に考え、行動することができる。それこそが、あの温かく、幸せに満ちた家庭の基盤となっているのです。

もし仮に、杉浦さんが辻さんを一番に優先することをやめ、自分の意見やプライドを押し通そうとした瞬間に、あの理想的な関係は脆くも崩れ去ってしまうでしょう。

この関係性においては、ある意味、男性側が「神である妻に尽くし続けるか否か」という、関係を継続させるための主導権を握っているとも言えます。ちっぽけなプライドを捨て、高次元の存在である妻に仕えること。それこそが、男性が手に入れることのできる、最も確かな幸せの形なのかもしれません。

では、この真理に気づかず、「男の強さ」を勘違いしてしまった男性の末路は、どうなるのでしょうか。

勘違いした「強さ」の末路。モテる男が最終的に孤独を感じる理由

 

前の章で紹介した、妻を神として敬う男性の姿。しかし世の中には、それとは真逆の「強さ」を追い求める男性たちがいます。

それが、いわゆる「モテ」や「ナンパ」の世界です。彼らの行動原理は、「いかに自分が女性よりも強く、優位な存在であるかを証明するか」という点にあります。確かに、女性が本能的に「強い遺伝子」を求めるという側面から見れば、このアプローチは短期的な関係においては有効に働くかもしれません。

しかし、それは生命を創造する「神」としての女性への敬意を欠いた、根本的に間違ったアプローチです。その先に待っているのは、真のパートナーシップではありません。結局のところ、彼らは一人の女性に深くコミットすることができず、「別れを繰り返しながら、常に新しい獲物を探し続ける」という、満たされることのないゲームに身を投じることになります。

その姿は、一見すると華やかで、自由に見えるかもしれません。しかし、その内側には、「自分は最終的には誰にも愛され続けることがない」という、深い孤独感と自己不信が透けて見えるのです。それは、なんとも寂しい末路だと言えるでしょう。

男性たちへ。ちっぽけなプライドを捨て「神に仕える幸せ」を知ろう

 

では、どうすればその道から外れ、真に満たされる幸福な関係を築くことができるのでしょうか。

その答えは、まず「男という生き物は、本質的に弱く、ちっぽけな存在である」という、耳の痛い事実を受け入れることから始まります。

どんなに強そうなフリをしても、社会的な地位や権力を手に入れても、男性は皆、母親のおっぱいを吸って育ってきた、か弱く寂しがり屋な生き物なのです。体が大きくなっただけで、その本質は何も変わっていません。

そして、その「弱さ」や「ちっぽけさ」を認めた時に初めて見えてくるのが、「高次元の存在である女性(神)に仕えることで得られる、至上の幸福」です。

これは、屈辱的な服従を意味するのではありません。自分よりも大きく、尊い存在を敬い、その存在を輝かせるために自分の力を使うこと。その献身の中にこそ、男性は自らの存在意義を見出し、深い安心感と幸福感を得ることができるのです。

どうか、ちっぽけなプライドは捨ててください。そして、あなたのパートナーを「神」として扱い、彼女を最優先にすることで得られる、穏やかで満たされた幸せの道を歩んでみてください。

女性たちへ。あなた自身が「神である」ということを思い出そう

 

パートナーシップが真に輝くためには、女性である、あなたの意識が何よりも重要になります。

男性があなたを「神」として敬うのなら、あなた自身もまた、「自分は神である」ということを思い出し、その尊厳と誇りを持って生きる必要があります。

これは、傲慢になりなさい、ということではありません。それは、自分自身の価値を、誰よりもあなた自身が信じてあげる、ということです。

あなたは、生命を産み出し、育むことができる、計り知れない力を持った存在です。その神聖な役割に、もっと自信を持ってください。パートナーの顔色をうかがったり、「私なんて…」と自分を卑下したりする必要は、どこにもないのです。

男性からの献身や愛情は、あなたが「神」だからこそ受け取って然るべきものです。それを遠慮したり、罪悪感を抱いたりせずに、堂々と受け取りましょう。そして、その受け取った愛をエネルギーに変え、家庭や周りの人々を、太陽のように明るく照らしていく。それこそが、神であるあなたの役割なのです。

男性が敬意を払い、女性がその尊厳を体現する。この二つが揃った時、パートナーシップはかつてない高みへと到達します。

おわりに:次元の違いを認め合うことから、本当の関係は始まる

 

ここまで、男性と女性の「圧倒的な次元の違い」をテーマに、パートナーシップの一つの究極の形についてお話ししてきました。

生命を創造する「神」である女性を、ちっぽけで弱い存在である男性が敬い、仕える。そして女性は、その神聖さを自覚し、誇りを持って生きる。

これは、あくまで僕自身の経験から導き出した一つの考え方です。もちろん、幸せの形は人それぞれであり、これが唯一の正解だと言うつもりはありません。

しかし、この「女性は神である」という考え方の根ていにある、「男女間の根源的な役割の違いを認め、相手への深い敬意(リスペクト)を持つ」という姿勢は、あらゆるパートナーシップにおいて、最も重要な土台となるのではないでしょうか。

男性は女性の生命力を、女性は男性の献身を、お互いが深く敬い、感謝する。 競争や支配ではなく、それぞれの役割を全うし、讃え合う。そんな関係性の中にこそ、争いのない、穏やかで満たされた真の調和が生まれるのだと、僕は信じています。

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